理想と現実
7世代ではメガ+Z枠+行動保証の選出が強いと以前は話題になっていた。だが、ここ最近はあまり聞かなくなった原因の1つに実際の対戦環境ではこれだけでは上手く動かせないことが1つ挙げられる。環境が定まっておらず上手く組めない現実を諦めるのではなく、この考えについてはもっと試行錯誤する価値がある。
メガ×2+Z枠×2+一般枠×2で構築を組んだ際にメガ+Z+一般枠で選出できるパターンは8通り。8通りの選出があればほぼ全ての構築に対応することが可能だと考えるためひたすらこの並びと向き合うことも有りだと思う。綺麗な構築を組む理想を追い求め続けた先に光が差し込む。メガ+Z+行動保証のみの並びを追い続けるのは6世代でいうガルガブゲンボルトバシャスイクンの並びを追い続けるのと通じるものがある。もっと理想を追い求め続けて足掻いていきたい。
【構築例】
ボーマンダ@メガ 最速両刀
ゲンガー@メガ 鬼火祟り目
霊獣ボルトロス@電気Z
ウルガモス@無Z
ゲッコウガ@スカーフ
【解説】
メガ枠:出し負けた際の誤魔化しが効く初手性能の高さと終盤の抜き性能を評価してこの2体。この2体のメガ枠に通じる部分として威嚇+鬼火というZ枠が積み技を積む隙を作ることが可能。相手のサイクルを崩した終盤のメガ枠としての速度の速さと技範囲の広さを評価。
Z枠:Zクリスタルを持ちつつ積み技を使用することで相手のサイクルを崩すことを狙う。物理相手には威嚇や鬼火を用いて、ほぼ全ての特殊相手にはこの2体は対面から積むことが可能でありメガ枠との相性も良いため採用。
一般枠:初手でボーマンダとゲンガーが不利対面を取る相手には比較的テッカグヤの後投げが安定する。持ち物は最低限のサイクルしか回さないため残飯ではなく削りを行えるゴツゴツメット。コンセプトとしてテッカグヤを採用する際に炎や電気受けとしてガブリアスを採用する場合はZ枠での採用となる。ゲッコウガはメガ+Zで相手のサイクルを崩した上での抜き性能に期待してスカーフ。蜻蛉返りを用いることで初手にメガ枠+ゲッコウガの選出ルートを確保できる。
現実世界で理想を追い求め続けると30歳を越えても結婚出来ない欠陥人間になってしまうから気を付けたい。
7世代ガルクレセ 構築サンプル
ガルーラ@メガ 陽気
181-177-120-120-167
猫 捨身 地震 不意打ち
削りの猫と最大火力の捨身。打つ相手の多い地震。ミミッキュがパーティ全体で通りがいいため好き勝手させないための最速。配分は火力を最大限に高めつつ勝ち筋を計算し易い最速。
クレセリア@ゴツメ 図太い
227-189-95-151-105
サイキネ れいB 毒 月光
パーティ全体を対面で固めたときに相手の対面+サイクルに対し後手を取ってしまうと感じたため、こちら側がサイクルの選出をすることで五分以上で戦うことができる。スカーフテテフや拘り地面技の一貫を切れること、物理特殊を幅広く受け切れることなど数値でもタイプでも非情に優れている。技構成は剣舞バシャに隙をみせない超技、竜への打点で氷技、耐久崩しの毒、高速再生技。
ガブリアス@襷or竜Z 陽気
183-182-115-106-169
逆鱗 地震 剣舞 封じor炎牙
ガルーラに崩し能力が無いため剣舞型で採用。崩しメインではあるが襷スカーフを持たせない際の行動保証を意識して最速。ナットハッサムカグヤの処理ルートを増やす炎牙か岩封は選択。クレセドランの並び、リザ絡みはガブリアスで上手く崩す。
ミミッキュ@妖Z 意地
159-156-104-125-116
じゃれつく シャドクロ 呪い トリル
クレセが不利対面を取った際に1度は確実に繰り出せるミミッキュ。耐久は1舞メガギャラの滝登り耐え。トリルは雨パ追い風竜舞加速等の速度依存の構築に対し、呪いはバトンゴーリに対し切り返す。
ウルガモス@草Z 控えめ
161-86-204-126-152
炎舞 ギガドレ めざ氷 蝶舞
積みによる崩しを狙う際に選出するZ枠。マンダ+鋼+水のような構築やカグヤナット入り、舞って抜けそうな構築に対し選出する。レヒレやアシレーヌでウルガのケアをしてくる相手には楽に勝てる。
ボルトロス@残飯 穏やか
177-99-146-143-131
守る 毒 身がわり 放電
ガルクレセと相性の良い毒ボルト。構築の最後に入ってきた枠であり構築全体で重めな相手のスイクンを牽制する役目も持つ。環境が特殊寄りであり物理ポケモンはクレセで止めれるためHDベース。
基本選出 ガルクレセ+Z枠
全てはこの選出で対応できる
第2選出 ガルクレセボルト
ボルトロスの通りが良い相手に
クレセの対応力の高さで相手のプレイングに依存することなく、比較的安定行動で勝つことができた。パーティ全体を高数値ポケモンで固めることができ、数値の低いミミッキュは特性でカバーできている。現状安定したパーティを作るなら数値の高いポケモンで固める重要性を感じた。
【SM シーズン1】信用可能ルカリオスタン【最高2131】
CR7です。久しぶりのブログ更新となります。
サンムーンシーズン1で使用した構築紹介になります。
構築の並びはこちら。
《構築経緯》
これまで6世代のORAS環境においていくつかのルカリオ入りの構築を模索してきたが、ルカリオ自体の選出率は決して高くなかった。そのためサンムーンシーズン1の環境では自身の最も好きなポケモンであるルカリオを基本選出に組み込めるような構築を組むことを目指した。
《個別紹介》
特性:正義の心→適応力
性格:無邪気
努力値:H124A108B52C20S204
実数値:161-179-115-163-81-173
技構成:インファイト/バレットパンチ/ラスターカノン/真空波
・A+2 156じゃれつく最高乱数以外耐え
・156ゴーストZ+影打ち高乱耐え
・197捨て身高乱耐え
・146フィールド化10万ボルト最高乱数以外耐え
・無振りカプコケコ ラスカノ+バレットで確定
・145-136カプテテフ ラスカノ確定1発
・171-110メガボーマンダ ラスカノ確定2発
・準速メガボーマンダ抜き
ルカリオを選出して勝ちたいという欲が生み出した信用可能型ルカリオ。ルカリオを構築に組む上で今期は鋼技+格闘と通りが非常に良いため、ラスターカノンの採用を決めた。特殊格闘技は威力不足や命中不安定のため格闘技にはインファイトを採用。当初は無邪気ASベースで使用していたが火力オーバーになりがちなことが多く、居座りと引っ込みの選択肢が出来るこの配分に落ち着いた。剣舞+地震のルカリオが大半だったためギルガルドでルカリオをケアする動きが非常に少なかったことも後押しとなった。この構築はメガギャラドスを多く選出されるため竜舞をしたメガギャラドスを止めれる真空波を採用した。ルカリオの選出率だけを考えるのであれば真空波を地震に変更するべきだがルカリオミラーでは相手にインファイトさえ打たしてしまえば真空波で縛ることが可能であったり、SとBの上がったオニゴーリに打つなど使用することは意外と多かった。持ち物により処理方法が大きく変わるミミッキュに対してフェアリーZ以外ならば対面で勝つことが可能。構築経緯通りほとんどの試合で選出することができ満足している。ガルルカ対面はテテフ引きのラスターカノン、マンムールカ対面はマンダ引きのラスターカノンを打つことで一気に崩すことが可能だった。選出率2位。
ジバコイル@突撃チョッキ
特性:磁力
性格:控えめ
努力値:H204C252S52
実数値:171-X-135-200-110-86
技構成:10万ボルト/ラスターカノン/めざめるパワー地/ボルトチェンジ
ルカリオを選出する上で相手の拘りスカーフを所持したカプテテフが非常に厄介であるため安定した引き先になれるジバコイルを採用。この枠には本来テッカグヤが最も安定した枠になるがテッカグヤが7世代で最も嫌いなポケモンであるという理由から採用をやめた。宿り木守るのような戦い方よりも自身は攻撃して勝つことが好きなため、この選択は正解だったと思う。Sラインに関しては遅いテッカグヤか速いテッカグヤの2択のため、この付近で特に問題無かった。カプテテフに対するラスターカノンの乱数が変わるためCは振り切り。選出率3位。
ガブリアス@拘りスカーフ
特性:鮫肌
性格:陽気
努力値:A252D4S252
実数値:183-182-115-X-106-169
技構成:逆鱗/地震/炎牙/岩石封じ
電気無効枠としてガブリアスを採用。催眠デンジュモクやテクスチャーポリゴンZに展開されると一気に崩されるため、展開された後でも上から縛れる拘りスカーフ。臆病ポリゴンZや臆病拘りスカーフカプテテフを意識しての最速で採用。選出率4位。
ゲンガー@ゲンガナイト
特性:呪われボディ→影踏み
性格:臆病
努力値:B4C252S252
実数値:135-101-222-115-200
技構成:シャドーボール/ヘドロ爆弾/めざめるパワー氷/催眠術
2メガ枠としてゲンガーを採用。この構築は相手の竜Zガブリアスに崩されることが多いため、竜Zを打った後のガブリアスを上から倒しきれるCSめざ氷型で採用した。また、序盤からの不意のZ技により失ったアドバンテージは取り返すことが非常に困難であり、そのままズルズル負けることが多かったため確率絡みではあるがアドバンテージを取り返せるように催眠術を採用。催眠術同様にゲンガーミラーでの同速やカプコケコとの同速など運に左右されるポケモンであり安定感に欠けていたため、構築をいじるとすればここの枠だった。相手のカプレヒレを誘う構築のためレヒレがいれば選出していた。Z枠が余っているため、Z技を持ったポケモンに変更を考えたがいいアイデアが最後まで出なかった。選出率6位。
ミミッキュ@気合の襷
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
努力値:H4A252S252
実数値:131-156-100-X-125-148
技構成:じゃれつく/シャドークロー/剣舞/影打ち
構築のストッパー枠として採用。化けの皮+気合の襷による行動保証が強く、化けの皮により強引に1回はサイクルに参加させることができる。対雨パやギルガルド絡みの構築によく選出していた。選出率5位。
ギャラドス@拘り鉢巻
特性:威嚇
性格:意地っ張り
努力値:H212A204B92
実数値:197-188-111-X-120-101
A+1 182逆鱗確定2発
構築の最後の枠に浮いたポケモンとしてギャラドスを採用。相手のマンムーが非常に重くマンムーに強いポケモンを探していたところメガ進化をしないギャラドスに注目した。高火力水技の通りが非常に良く、この構築は初手にマンムーを高確率で誘うためそこに合わせてギャラドスを出すことが多く相手の引っ込みに合わせて滝登り、ストーンエッジ、地震から選択することで序盤から大きなダメージソースを与え有利な展開を取ることが多くできた。構築の最後に入ってきたポケモンとは思えないほどの活躍でほとんどの試合に選出していた。ただガブリアスに対して後出しをすると交代際の剣舞+竜Zで倒されることがいくつかあったため、ジバコイルであえてガブリアスに居座るという辛い選択肢を取る必要が何度かあった。それを差し引いても非常に信頼を置いていたポケモンである。初手に出すことにより相手にメガ進化を警戒させる動きができたことも高評価。選出率1位。
《基本選出》
レヒレやアシレーヌがいればゲンガー
雨パや通りが良ければミミッキュ
《最後に》
おそらく今期のルカリオ入りの構築は相手にカプテテフやボーマンダが入れば選出を控えることが多かったと思うが、自身は構築経緯であるルカリオを基本選出に組み込んだことにより、どのような構築に対してもルカリオを選出することができた。結果は良かったとは言えないがサンムーン最初のシーズンでルカリオと共に最後まで戦い抜くことができ非常に満足している。ルカリオはASやCSに振り切るイメージが強いが、前回の記事にある意地っ張りのオセロルカリオであったり、今回の信用可能型ルカリオであったりとまだまだ型の開拓は可能であると思っている。シーズン2に関してはシーズン1のように構築に拘らずに結果を重視した構築を組んでいきたい。
最高2131 最終2076 Twitter id:CR7_xxxx
幻のS18オセロルカリオ入り2000達成
幻のS18使用構築です。
6世代最後なんで自分の1番好きなルカリオをもう一度使いたいと思い構築を組むことを決意。気になっていたルカリオを使いたかったのも有り使っていて楽しい構築でした。
@ルカリオナイト
実数値:155-216-108-X-90-155
意地っ張りメガルカリオ。火力を最大まで求めた相棒枠。インファイトで相手にサイクル化で高負担をかけつつ先制技で縛ることが目的。そのため攻撃に性格補正をかけることと縛れる範囲を広げるために2つの先制技を採用。陽気との火力の違いはHB特化スイクンは勿論カバルドンですら2発で沈めることが可能となる。H振りロトム程度なら1発で沈めれる。このパーティはガルーラを誘わずにゲンガーを呼ぶため、バレットパンチは非常に役立つ場面が多かった。地震はギルガルドピンポイントだがギルガルドは何度もルカリオに後出しが可能なためそれを読んで2発で倒せたり、削ったギルガルドを縛れることができる。周りがガルガブに強いことやゲンガーを倒すアイアンテールを切っているため、Sを落としていて困る場面はほとんど無かった。Sはメガ後で準速ガブリアス抜きで抑え余りをHに振った。実数値が155で始まり155で終わるオセロルカリオ。
@オボンの実
実数値:184-X-132-149-101-131
技構成:10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 挑発
ルカリオとの相性補完に優れ電磁波により周囲のサポートができる。図太いボルトは相手のボルトロスに弱いが死に際に挑発を入れることにより電磁波を恐れずにルカリオやゲンガーで展開していくことが可能となる。配分はガルガブと殴り合えるHBラインを確保し、最速70族抜きをするメリットが無いため余りは最も腐りにくいC振り。
@突撃チョッキ
実数値:186-200-101-X-102-110
技構成:地震 氷柱針 氷の粒 はたき落とす
相手のボルトゲンガーに強いチョッキ型としてマンムーを採用。サイクルを回すパーティのため地割れのメリットが少なくはたき落とすは大いに役立った。配分はAは削りたくないためぶっぱし、HDラインを177珠ボルトのめざ氷+気合玉耐え、Sラインは遅いロトムやスイクンを抜けるラインを確保。チョッキマンムーは考慮されることが少なく相手のガルーラに弱い点を除けば非常に強かった。このパーティで唯一相手のウルガモスと殴り合える枠でもある。
実数値:207-X-183-110-135-106
技構成:熱湯 瞑想 眠る 吠える
削りのゴツメと崩しの瞑想。スイクンはマンムーと同時選出することが多いため相手のスイクンをスイクンで対応できる吠える。吠えるはウルガモス、スイクン、ニンフィアと積みあいになる展開でeasywinができ、不意のバトン構築あたりもカモにすることができた。
@ゲンガナイト
実数値:135-X-101-222-115-200
技構成:シャドーボール 気合玉 身がわり 道連れ
相手のゲンガーに引けを取りたくないため最速メガゲンガー。HSメガゲンガーはシャドーボールで1発で沈めることができ、メガ身がわり→道連れをすることにより狙った相手と確実に11を取れる。クレセリア入りはルカリオで崩さないため必ずメガゲンガーを選出していた。
@黒いヘドロ
実数値:219-X-134-105-108-50
技構成:ギガドレイン イカサマ キノコの胞子 クリアスモッグ
相手のキノガッサやギルガルドの相手をできるためモロバレルを採用。ゲンスイバレルの選出が無難に強かった。
よくしていた選出は
ルカスイマンムー
ルカボルトマンムー
ゲンスイバレル
ゲンスイマンムー
よく分からない構築に対しては最も腐りにくいボルトロスを出していた。
S18
最高レート2004
最終レート1827
〜最後に〜
11/6開催の第4回東海シングルフェスタに参加しようと思っています。出られる方はよろちくビーム発射!
S17鉢巻ガブリアス展開&6世代総括
S17お疲れ様でした。
現在のレート環境として2シーズンほど前から対面→サイクルへ移行した構築の増加が個人的には印象的でした。また耐久振りガルーラや耐久振りボルトロスの増加、初手に出し負けしにくいガルーラゲンガーを選出するプレイヤーが多く見られたことから相手のサイクルに付き合うことなく初手からアドバンテージを取ることにより逃げ切りの展開を狙う構築を目指しました。
@拘り鉢巻
性格:意地っ張り
実数値:185-200-121-x-114-137
技構成:逆鱗 地震 炎の牙 ダブルチョップ
HB:192秘密+不意高乱耐え
HD:92れいB高乱耐え
S:耐久ボルトロス抜き
こちらがメガ枠を消費することなく相手のメガ枠と11以上を狙うことができる鉢巻ガブリアス。現環境のガルーラは耐久振りの秘密型か最速れいとうビーム型のどちらかが多かったため素早さを落とし耐久に振り分けることによりガルーラ対面でも行動回数を稼ぐことが可能となる。相手がクレセやカバに引いてきた場合はそのまま突破が可能となるようにAは振り切り。ガブリアス入りと多く対戦したがステロ展開以外のガブリアスは基本的に裏から出てくるため積極的に初手に出しアドバンテージを狙った。
@ガルーラナイト
性格:意地っ張り
実数値:197-176-150-x-121-123
技構成:秘密の力 不意打ち グロウ 嚙み砕く
A:A+2秘密でHBクレセ2発、ガブ1発
HB:192秘密+200逆鱗耐え
HB:177猫+捨身耐え
初手のガブリアスがガルーラの秘密で麻痺を引いてしまいガルーラを生存されたまま突破された場合でもグロウパンチから展開していけるようにかなりBに割いたガルーラ。配分に関してはグロウパンチのタイミングでガルーラを切った行動をされても物理受けに引かれても両方に対応しながら安定してグロウパンチを打つことができるように秘密+裏から来るガブリアスの逆鱗耐えを確保。グロウパンチを前提としているため火力不足に感じる場面は無かった。勿論初手から出して硬さを活かしガルーラと殴り合うことも可能である。相手がガルーラに不利対面を取った場面でゲンガーに引いて鬼火を打つ動きが流行っていたためそれを咎める嚙み砕く。
@命の珠
性格:意地っ張り
実数値:167-146-95-x-90-161
技構成:ブレバ フレドラ 剣舞 追い風
HB:200逆鱗最高乱数以外耐え
S:ミラー意識
ガルガブアローの選出を苦なく行えるように剣舞ファイアロー。偶発的な初手ガブミラーになった場合に引き先となることが可能となり、そこから鉢巻ガブリアスを展開していける追い風。ファイアローは数値に不安を感じるがパーティ全体の素早さをサポートしたりガルガブで相手を削り終盤のフィニッシャーになることができるのはファイアローしかいない。
@カゴの実
性格:図太い
実数値:207-x-154-128-136-113
技構成:熱湯 瞑想 眠る 凍える風
HB:200逆鱗2耐え
S:S-1ガブリアス抜き
相手のガブリアスからの引き先になれるポケモン。配分は仮想敵をガブリアスとしているため最低限のBを確保し残りをCに振った。単純にC振りスイクンは腐りにくく無振りを想定した動きをしてくる相手に想定外のダメージを入れることが可能であったり、ガルーラやクレッフィの身がわりを確定で壊すことができるなど強さを感じる場面が多かった。凍える風はガルーラやガブリアスの素早さサポートに使ったり自身が展開していける。2対2になった場合に詰め要員として大きな勝ち筋になれる瞑想。スイクンの弊害が電気タイプの場合はガブリアスとサイクルを回すことによりサイクルの中でガブの火力を活かして押し切る。
@オボンの実
性格:図太い
実数値:184-x-132-149-100-131
技構成:10万ボルト めざ氷 電磁波 気合玉
崩し性能はガルガブスイクンで十分なためガブリアスから展開しにくい構築相手に初手から繰り出していけるように対応範囲を広げたボルトロス。気合玉は相手のガルーラをこちらのガルーラのグロウパンチ圏内に押し込んだり、ボーマンダに後出しできるポケモンがボルトロスしかいないためマンダマンムーに選出できるように使用する。図太いボルトロスはミラーで最も弱く最速70族抜きをするメリットが全く無いというのが持論のため余りの努力値は最も腐りにくいC振り。
@ゲンガナイト
性格:臆病
実数値:159-x-101-191-121-200
技構成:シャドーボール 道連れ 身がわり 滅びの歌
ここまでの5体ではクチート入りに窮屈な立ち回りを要求されるため身がわり→道連れにより確実に11を取れるようにゲンガーを採用。ボルトロス等に引いてきた場合はシャドーボールを打つことによりガブリアスの炎の牙を一貫させることができる。それ以外にもガルーラと11を取ってスイクンで詰めれるような構築相手に選出したり、滅びの歌は個体数が増えていたヒードランやポリゴン2に引いてきた場合に処理することができる。終盤に数が増えていたオニゴーリ入りの相手にも刺さる場面が多かった。
自身の中で強い構築が作れたと感じているが、命の珠ボルトロスやれいとうパンチガルーラなど選出段階で切っているポケモンも多いため願望プレイが多くなってしまうことが多いのが問題だった。その結果として安定して勝つレートよりもオフ向けのような構築になってしまったことが大きな反省点。
〜6世代総括〜
S2:1740 ゲンマリポリ2
S7:2035 カバルカイリュー
S8:2074 カバルカアロー
S9:2084 ガルクレセドラン
S10:2047 ガルガブボルト
S11:2051 俺が!メガボーマンダ!
S12:2115 月下に舞う皇帝
S13:2084 復活のゲンマリポリ2
S14:2185 正統派対面構築零式
S15:2156 メガルカリオと歩む世界
S16:2024 カバリザゲッコウガ
S17:2088 鉢巻ガブリアス展開
オフ実績:第2回背伸びオフ優勝
長い間対戦ありがとうございました!!
厨パにおけるバシャーモ配分案
最終シーズンということもあり序盤から終盤にかけてガルガブゲンボルトバシャスイクンの王道厨パを使っていた時のバシャーモの型紹介。厨パにおけるバシャーモの役割として重要となる対ガルゲン性能、対ポリクチ性能を失わないようにしつつ基本選出に組み込めるような型を使用していた。
@ラムの実
特性:加速
性格:意地っ張り
努力値:H28A180B76D4S220
実数値:159-179-100-X-91-128
技構成:とび膝蹴り、守る、鬼火、叩き落とす
H:16n-1
A:159-115メガゲン叩きで確定2発
HB:200逆鱗確定2発
S:1加速で最速ゲッコウガ抜き
鬼火を採用することで有利対面で鬼火を打つことにより状態異常を巻いていけることが可能となるため、裏に祟り目メガゲンガーや悪巧みボルトロス、グロウガルーラを控えさせることによりバシャーモ→積みor高火力を押し付けの展開がシンプルに強かった。ゴツメ1回+96サイキネも耐えるためクレセにグロウから展開することができる叩き落とすも優秀。
鬼火を採用することで今期増えているマリルリ入りにも臆せず選出ができ、ガルーラ対面で鬼火を選択することによりガルーラの突っ張りとマリルリバックのどちらにも対応が可能となる。裏から出てきたガブやマリルリに火傷が入ればそのまま有利な展開となり安定行動で押し切れる試合が多かった。クレセが出てきても鬼火+ゲンガーの祟り目で処理。Sに関してはゲッコウガが増えていること、襷ではないことから1加速で最速ゲッコウガまで抜けるラインを確保。素バシャーモミラーでは全部上を取っていた。
初手ガブリアス対面の解説
ガブリアス逆鱗→守って鬼火
ガブリアスステロ→守って鬼火
ガブリアス剣舞→守ってとび膝蹴り
となり次ターンにゲンガーからの展開で全てのガブに対応することができる。ガブリアスが1ターン目に守った際に地震を選択→ゲンガーの引きに合わせて逆鱗を打たれた場合は道連れで処理。そのためゲンガーの配分はBに厚く振る必要がある。ラムの実は半減技読みで裏からバシャーモを繰り出したりボルトロス対面でも安定して突っ張ることが可能となる。この辺が襷の場合だと選出が歪む。ボルトロス対面では相手が交換読み交換をしてくれる場面もあるのでこちら側としてはラムの実を活かし安定して居座れるのが強い。鬼火や膝は必ず外れる技であるため外すのは運負けではない。大事なのは外れるタイミング。
このバシャーモは初手から展開するだけではなく格+悪の技範囲の広さもあり終盤の抜きエースとしても活躍させることができる。イメージ的には初手にグロウガルーラで崩してスカーフガブリアスで締めるのをガブリアスの通りが悪い場合にバシャーモを選択するイメージ。厨パは竜技の通りがいいためスカーフガブリアスの逆鱗を誘うのでこの配分は強かった。
信用可能眼鏡ゲッコウガ
最終シーズンで少しだけ使用していた信用可能眼鏡ゲッコウガの配分案。
ゲッコウガ特有の技の打ち分けは不可能だが有利対面を取った際の圧力、スカーフガブリアス対面で突っ張れる耐久、技範囲の通りの良さが使っていて強いと感じた。
@拘り眼鏡
特性:変幻自在
性格:臆病
努力値:H12B140C140D4S188 余り16
実数値:149-X-105-142-92-182
技構成:ハイドロポンプ、れいとうビーム、悪の波動、草結びor神通力
HB:200逆鱗乱数上から2つ切って耐え
C:悪の波動で167-116メガゲン高乱1発
183-106ガブリアス確定2発
S:最速ジャローダ抜き
努力値の余り16はBに振れば200逆鱗確定耐え、Cに振ればメガゲンガー確定1発、Sに振ればライコウ抜きになる。どこを意識するかはお好みで。
Cに振り切ってもギルガルドが確定2発だったりと確定数が変わるポケモンが少なく、ガブリアスを2発で持っていける火力があれば充分だった。
初手にメガゲンガーと対面すれば相手の突っ張りとスカーフガブリアス、ファイアロー引きのどちらにも対応可能。水技がハイドロポンプなのはゴツメ2回+ハイドロポンプで181-121ガルーラを高乱数で落とせたりと瞬間最高火力が必要な場面が多かった。ラストの技はスイクンが重ければ草結び、そうでなければ通りのいい神通力。どちらも不要な場合は蜻蛉返りや熱湯の採用も可能性としては有りだと思う。
パーティ単位でボルトチェンジや蜻蛉返りを採用している構築だと眼鏡ゲッコウガで展開して圧力をかけやすいのでそういった構築にはオススメです。
TwitterID:CR7_xxxx