S3 正統派メガメタグロスタン 最高最終2115
CR7です。S3お疲れ様でした。
S3で使用した構築の紹介になります。
使用した並びが以下の通り。
【コンセプト】
メガ進化ポケモンとして最も種族値が高い一体であり、環境にいるフェアリータイプの多くに有利を取れるメタグロスから構築をスタート。Z技は等倍で受けきることが困難なため、数値受けではなくパーティ全体でのタイプ相性による受けを採用した。自身が攻めきって勝つ構築を得意の色としているため、上から攻撃することで追加効果に期待できるメタグロスやサザンドラでの崩しを基本とし、運負けよりも運勝ちを引き寄せれるように組んだ。
環境が多様化しているため、地雷要素を採用せずシンプルで強い構築を目指した。
【個体紹介】
159(28)-197(252)-151(4)-X-131(4)-173(220)
H16n-1
準速メガボーマンダ抜き
・サザンドラ@拘り眼鏡 浮遊 控えめ
167-X-110-194(252)-111(4)-150(252)
流星群/悪の波動/火炎放射/大地の力
B<D
・ランドロス@拘りスカーフ 威嚇 陽気
165(4)-197(252)-110-X-100-157(252)
183(220)-84-98(20)-192(228)-139(20)-83(20)
197捨て身タックル高乱耐え
222ヘドロ爆弾高乱耐え
4振りバンギラス抜き
・ミミッキュ@気合の襷 化けの皮 意地っ張り
131(4)-156(252)-100-X-125-148(252)
じゃれつく シャドークロー 影打ち トリックルーム
・ヒートロトム@炎Z 浮遊 控えめ
153(220)-X-127-172(252)-128(4)-110(28)
オーバーヒート/毒毒/めざめるパワー氷/ボルトチェンジ
B<D
一般的なカプレヒレ抜き
※王冠未使用、DL対策優先のため努力値4余り
【個別解説】
コンセプトにある最も数値の高いメガ進化枠として構築の軸で採用。上から攻撃することで怯みの追加効果に期待できるアイアンヘッドが非常に強力であり、積極的に攻撃の試行回数を増やすことを意識した。このポケモンはカバルドン、ナットレイ、ギルガルドといったポケモンで比較的容易に受け切ることが出来るという認識がプレイヤーに蔓延していることを逆に活かし、序盤から中盤にかけての有利対面は積極的にサザンドラへの釣り交換を行った。
地震を打つ相手は立ち回りでカバーできるが雷パンチが無いと困る場面が多いため雷パンチを採用。具体的にはブルルドヒドイデへの崩しなどが例に上がる。このポケモンはBDが非常に高いため、少しでもHに振ることに意味があると思い、ミラー意識の地震を切ったことに伴って少しHに振ったが、配分に関してはSに振り切ったほうが良いと感じた。期待していたほど運勝ちを引き寄せることが出来なかったのは残念だった。
メタグロスが前述した受けポケモンを誘うため拘り眼鏡を持ったサザンドラを採用した。環境にフェアリータイプが多いが、カプコケコ程度ならば悪の波動2発で倒せるため気にならなかった。このポケモンはメタグロスとは違い、コンセプトにある上からの攻撃回数を増やすことにより怯みによる運勝ちを引き寄せることができた。2100に乗った試合では流星群で3体倒してくれる素晴らしい活躍だった。
蜻蛉返りにより強気にサイクルを回すことが可能であり、タイプ相性や数値の高さからランドロスを採用した。地面タイプを電気受けとするならば、地面タイプが削れた場面でも電気タイプの上から攻撃できることが重要であると考えるため拘りスカーフを持たせた。
ここまで相手のバシャーモが非常に重く、当初は数値が高くフィールドのアドバンテージを相手に一方的に取らせないカプレヒレを採用していたが、コンセプトにある攻撃して勝つというムーヴに合わなかったため、強力な崩しを行えるアシレーヌを採用した。対面から多くのポケモンに11以上が見込める点は優秀だが、最終日2日前から使いだしたため不慣れな部分が多く、特にレート2000帯の相手はしっかりと初手アシレーヌの動きを警戒してくるため上手く扱いきることが難しかった。バトンタッチを用いたギミック系統の構築やオニゴーリが一定数いたため、それらを咎めるために滅びの歌を採用した。
タイプ受けをしにくい構築相手やストッパー枠としてミミッキュを採用した。こちらが拘りアイテムを所持したポケモンを2体採用しているため、起点にされた際に切り返せるトリックルーム。トリックルームはアシレーヌとの相性にも優れ、体力僅かのアシレーヌも簡単に切らずに大切に扱う動きを心掛けていた。タイプ相性では受け切れない高火力も特性+気合の襷によりカバーできる点が強かった。
個人的にS3最強のポケモン。パーティ内での相性補完に優れながら環境上位に多くいたカバリザY、コケコランドグロス、マンダナットレヒレといった構築を1体で崩しにいくことが可能である。コンセプトにマッチする攻め切って勝てるポケモンでありながら、炎Zを持たせることで対面性能がグッと上がり腐る場面が全く無かった。炎ZはH振りカバルドン程度ならば高乱数で倒せるほどの指数を出せる。毒毒は構築単位で重いカビゴンやポリゴン2への処理ルートとして重宝し、受けループへの崩しにも使うことが出来た。今後もっと増えてもいいポテンシャルを感じたポケモンである。
基本選出
相手の構築に合わせて柔軟に対応するため特に無し。選出の偏りも無く満遍なく選出していた。ただ素早さの早いメタグロスかランドロスを出さないと勝ち筋の計算がしにくいため、どちらかは選出することが多かった。
重い構築
受けループ
3回に1回勝てればいいくらい勝てません。逆に言えば受けループ以外の全ての構築には勝てると思っています。
重いポケモン
ポリゴン2とは違い、木の実+欠伸があるため怯みでの突破が難しく毒や滅びを絡めないと突破が難しい。9割方選出される。
上を取れるのがランドロスしかおらず、タイプ相性では受け切れない。メタグロスは最速で採用するべきだった。
【最後に】
Special thanks
多数の個体を貸してくれたハオちゃん ありがとう
S3使用ロム しんじ
最高最終2115 最終31位
追加
本構築を用いてライバロリ氏主催の7000人規模の第1回バロラーカップ10戦全勝して6位でした。