【第2回背伸びオフ優勝&最高2185】正統派対面構築†零式†

初めまして。CR7です。

2月13日に愛知県名古屋市で行われた第2回背伸びオフに出場し優勝することができました。S14のレート環境でも使用していた関係もあり少し遅くなりましたが背伸びオフ優勝構築とS14使用構築になります。背伸びオフ結果概要はこちら。

http://senobi-off.hatenablog.com/entry/2016/02/15/213555

パーティのコンセプトとしては、極力命中不安定技は使用せず運が絡むような展開は避けること、上から2度攻撃することにより自身に有利な運が働くこと、レート環境でも使用していたので型バレしてても立ち回りによりカバーできることを意識して組みました。自身が正統派対面構築を謳っているだけに今回の背伸びオフで正統派対面構築を使用して結果を出せたことは非常に嬉しかったです。

それではパーティ紹介。

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ガルーラ@ガルーラナイト

特性:肝っ玉→親子愛

性格:意地っ張り

努力値:H4A236B4D12S252

実数値:181-192-121-X-122-152(メガ後)

技構成:秘密の力、不意打ち、グロウパンチ、岩雪崩

A:183-116ガブリアスに対し秘密の力+不意打ちで高乱数

今更語る必要の無い最強のポケモン。今回の構築ではこのガルーラを軸にして相手の物理受けを倒し、裏のガブリアスファイアローの一貫を作っていく行動を意識しています。陽気の個体数は減っていると感じているため相手のガルーラの型次第ではあるが、ガルガル対面で五分五分に戦えるように最低限の準速で採用。現在の環境ではガルーラに対しては、バシャーモ等による対面からの処理orゲンガーによる処理orクレセリア等の物理受けによる処理が主流であり、相手がクレセリアといった高耐久の物理受けでの処理を選択してきた場合は対面からグロウパンチにより強引に処理をします。ここでの処理というのはクレセリアを倒すことではなく、ガルーラが落とされても最低裏の1撃圏内に入れることです。バシャーモやゲンガーを選択してきた場合はこちらの裏で処理をします。ゴツメを気にせず殴っていきたいので秘密の力+不意打ち+崩しのグロウパンチ。ラスト1枠としては、命中率込み約46%で相手を怯ませれる岩雪崩を選択。この技は、秘密の力では火力不足になる場面があるため強引に秘密の力圏内に持っていくときに使用したり、後手を取ったときに運次第でカバーできるのが非常に強いです。レートではクチートの個体数が増えていたため安定した打点が無いと窮屈だったので炎のパンチを採用していました。

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ガブリアス@拘りスカーフ

特性:さめはだ

性格:意地っ張り

努力値:A252B4S252

実数値:183-200-116-X-105-154

技構成:逆鱗、地震、炎の牙、ストーンエッジ

安定と信頼のガブリアスガルーラで相手の物理受けを倒した後に上から一貫性のある技で殴っていけるスカーフで採用。こちらのパーティが竜の一貫を切れていないことと、現在の環境のスカーフガブリアスの個体の多さから、当初はミラーの同速負けを嫌い陽気スカーフで採用していましたが、ガルーラが捨て身タックルではなく秘密の力のため相手を削り切れない場面も多々あったので意地っ張りにしました。逆鱗と地震は確定で、ルカリオクチート+浮いたポケモンボルトロス等)に一貫を取れたり、ナットレイハッサムを倒せる炎の牙。ラストは図太いボルトロスを2発で倒せるストーンエッジ。ほとんど逆鱗か地震しか打たないので残り2枠はパーティと相談していいですが、現環境では寝言よりも技範囲広げたほうが強いと思っています。

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ファイアロー@青空プレート

特性:疾風の翼

性格:意地っ張り

努力値:H220A228S60

実数値:181-143-91-X-89-154

技構成:ブレイブバード、剣の舞、羽休め、フレアドライブ

S:準速100族抜き抜き

何だこの調整??という感じのオリジナル調整ファイアロー。183-116ガブリアスに対してこちらのガルーラの不意打ち+ブレイブバードで急所率無しで97%〜で倒すことができたり、181-120ガルーラに対して高乱数で倒すことができます。環境に最も個体数の多いガブリアスがこっちの構築に対して、襷でもスカーフでも刺さっているためバンバン出てきます。そのため処理ルートは1つでも増やしておきたいです。ファイアロー自身が反動により消耗が激しいのでH実数値を可能な限り伸ばしたことと、ファイアロー同士のミラーを意識してSに努力値を振りました。ガルーラファイアローの並びが非常に強く、対面構築同士のミラーでも相手がバシャーモを採用していることが多いので改めてファイアローの強さを感じました。バシャーモも非常に強力なポケモンではありますが初速が遅いため守るとの択を生む場面が多いことと、ガルーラが削られすぎた展開になると相手の物理受けのポケモンで詰んでしまうため今回は採用を見送る形にしました。ここまでのガルガブアローが基本選出となっています。

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ボルトロス@オボンの実

特性:いたずらごころ

性格:図太い

努力値:H240B240S28(HU個体)

実数値:184-X-132-145-100-135

技構成:電磁波、挑発、めざめるパワー氷、ボルトチェンジ

相手のガルーラガブリアスバシャーモファイアロー等に先に試合を展開された場合、こちらの切り返しが効かないので図太いで採用。ボーマンダに強く出していけるが、ボーマンダとセットで出てくるマンムーに有効打がないのでマンムー入りには選出できなかった。パーティ単位で相手に出来ないバトン構築に対しても挑発で止めることが可能。ただ実際はバトン構築なんてレートでもオフでも当たらず、レパガッサメタモン等の面倒な構築はこのボルトロスでは止められないので、この枠は変更の余地が多いに残されています。実際に背伸びオフでは大会を通して1度もボルトロスを選出していません。2000以降のレートでは、せっかくボーマンダに強く出れるのにセットで出てくるマンムーの後出しを10回以上されるので挑発を切って気合玉を採用。気合玉を採用することによってかなり選出範囲が広がったので気合玉推奨です。最終日はほぼ全ての気合玉を当ててくれた年棒5億のメジャーリーガー。

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スイクン@ゴツゴツメット

特性:プレッシャー

性格:図太い

努力値:H252B196S60

実数値:207-X-176-110-135-113

技構成:熱湯、凍える風、リフレクター、ミラーコート

S:凍える風で最速ガブリアス抜き

正統派対面構築らしくクレセリアではなくスイクンを採用。このポケモンは今回の構築のコンセプト上、選出優先度が低いポケモンでありほとんど選出することはありません。ただボーマンダマンムーの並びやバンギラスドリュウズの並びに対しては強く出れるのでそういった構築に対しては選出していきます。相手の選出と噛み合わなくてもゴツメスイクンはほとんど腐ることが無いのが優秀です。よくゴツメスイクンを信頼できないという声を聞きますが、ゴツメスイクンはそもそも信頼できるようなポケモンの型ではないし、ゴツメによる削りと火傷を入れれる程度という認識が大事だと思います。あとはリフレクターにより強引にガルーラファイアローで積む展開に持っていけるのが良かったり、ゴツメスイクンでも毒+眠るが主流になっているためかミラーコートが全然警戒されませんでした。

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ゲンガー@気合の襷

特性:浮遊

性格:臆病

努力値:B4C252S252

実数値:135-X-81-182-95-178

技構成:シャドーボール、道連れ、凍える風、ヘドロ爆弾

ラスト1枠としてゲンガーを採用。一般的な対面構築はガルガブボルトスイクン+霊+炎となっており、霊に入る枠としてはゲンガーorメガゲンガーorギルガルドがメジャーとなっています。各採用理由について簡単に説明するとガルーラが辛い場合はゲンガーを、クレセドランや受けループ、特殊なギミック系のパーティを崩しにくい場合はメガゲンガーを、竜技の一貫を切りたい場合や相手の耐久ポケモンの崩し性能が足りない場合はギルガルドをといった採用の仕方で問題無いです。このパーティでは特殊なギミックを相手にすることは出来ないし、竜技の一貫も切れていませんが炎枠にバシャーモではなくファイアローを採用していることと、こちらのガルーラが相手の猫騙し持ちガルーラに後手を取ることからガルーラに対する回答を1つでも増やしておきたかったためゲンガーを採用しました。技構成も選択の余地があるとすれば鬼火をいれるかどうかくらいでしょうか。

【大会&シーズン14を終えて】

今回改めて正統派対面構築を組むにあたり、原点に帰ってGeek氏がシーズン8に2300を達成したガルガブアローを基軸にしました。Geek氏は準基軸としてギルガルドを採用しておりましたが、自分はその枠に襷ゲンガーという行動回数を確保できつつガルーラと同時選出できるポケモンを加えることで、ほとんどのパーティに対しガルガブアローゲンガーの中から3体を選出し、五分五分以上の戦いをすることができました。実際に背伸びオフでは冒頭にも書いてある通り、上からの攻撃回数を増やすことにより、こちらに運が傾くように組んでいる構築なので、展開が悪くても追加効果や急所に助けられる場面はあり、予選ブロックを5勝1敗の1位通過、決勝トーナメントで4連勝し優勝を勝ち取ることができました。非常に強力なこの4体それぞれが型や持ち物により動き方を変えれるため、この4体を煮詰めるだけでも上位に入る力があること、型バレしてもそれぞれのポテンシャルが高いため立ち回りによるカバーができることなど優秀な部分が非常に多いです。

オフ前日にしっかりとレートで試運転して1600帯から25連勝しオフの予選5連勝と合わせて合計30連勝達成できたので非常に強い構築だと思っています。レートでは2000以降は並びは既存のままでいくつか型を変更して最高2185まで上げることができ、今シーズンはオフ優勝と最高レートを更新しとても充実することができました。が、2200までいける自信はあったのでそこまで到達できず非常に悔しい気持ちもあります。この構築は†零式†なので今後の改良点を踏まえ構築は進化してイクッ!!!

【最後に】

背伸びオフに携わったスタッフの皆様、絡んでくれた皆様、オフやレートで対戦してくれた皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。またお会いする機会がありましたらよろしくお願いします。S15でもよろしくお願いします。

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2200チャレンジで相手の削れたボルトをスカーフガブで殴って勝ちだー!2200だー!!からの身代わりカムラめざ氷で負けたあの試合忘れるな。来期2200乗せる。

※追記

S14最終レート2125最終58位

最終日のばろりんROMは強かった

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